次兄

序章の

広島の川のほとり
少年の名を刻む
いしぶみの建つ
‥‥‥‥‥

終章の

あすを思い
勉強にいそしみ
校庭をかけ回りし子ら

戦いありて
夢も果たせず
原子の業火に焼かれる

‥‥‥‥

広島を思う
人あれば
広島は永遠にあり
永遠にあり
永遠にあり

昨夜モーツァルトのレクイエムと朗読を聴きながら
私はいつしか両親そして姉や長兄から聞いた中学生だった次兄のことを重ねる

原爆投下後 みんなで次兄を探して広島の街を歩きまわったが見つからなかったと、、、

その両親姉兄みんな逝ってしまった

毎年案内が届く中学校での慰霊祭
ただ一人の身内になった私 初めて来年はお参りをしょう、、、帰り道思った

カテゴリー: 若岡 — kotonoha 10:55 AM  コメント (0)